現代の日本では、ともすれば宗教界は政治に対して距離をおきがちです。…浄土真宗でも、布教師の方々がご法話で説くのは親鸞聖人のことばかりです。しかし、靖国問題を例に挙げるまでもなく、日本においても宗教と政治は切っても切り離せない関係です。「アジア・太平洋戦争」――「太平洋戦争Pacific War」というネーミングは米国からみた視点であり、日本は中国や東南アジアも戦場となった実態を的確に表してはいないと日本国際政治学会は考え、上記のような名称を提案しています―― における宗教界の戦争責任も、きちんと検証するべきだと管理人は考えています。
ご連載第12回の冒頭で加藤先生も述べられているように、現代の日本を取り巻く国際環境を正しく理解し、 日本が進んでいくべき道を考えるためには、世界史に大きな影響を及ぼした世界の三大宗教への理解が欠かせません。「世界の三大宗教を学ぶ」は「親鸞と現代の諸問題ー――高齢化社会の問題と親鸞の信仰――」「親鸞とルター」に続く加藤先生のご連載・第3弾です。加藤先生、よろしくお願い申し上げます(当HP管理人)。
ご連載本文については、左端の第12回~をクリックしてください。なお、上記の「親鸞と現代の諸問題」が第1回~第5回、「親鸞とルター」が第6回~第11回に当たります。